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【オウム真理教】菊地被告が無罪の理由をわかりやすく解説します!

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要点をざっくり

  • オウム真理教の元信者・菊地直子被告の無罪が最高裁で確定しました。
  • 17年間逃亡生活をしていて、あちこちに貼られた顔写真を嫌というほど見た国民からすると「なぜ」という思いが強いと思います。
  • なぜ無罪になったかをわかりやすく解説したいと思います。

菊地直子被告とは

菊地被告は1989年、高校3年生のときにオウム真理教に入信し、教団の中で化学兵器や薬物の製造開発を担当する「厚生省」という部門に所属していました。

スポーツが得意で足が速く、教団の名前が入ったユニホームを着てマラソン大会に参加し、教団のPR活動を行うこともありました。

ホーリーネームはエーネッヤカ・ダーヴァナ・パンニャッターで、当時『走る爆弾娘』の異名を付けられていました。
そして1995年、地下鉄サリン事件が発生し、菊地被告はサリン製造の手助けをしたとして特別手配されます。

しかし捜査の目をかいくぐり日本各地を転々としながら、17年も逃亡生活を続けていました。

 

菊地直子被告の逮捕の経緯

 菊地被告が逮捕直前まで住んでいた建物は、神奈川県相模原市にあり、内部の広さは25畳ほどでタンスなどの家具もありました。

菊地被告はここで1年半ほど当時交際していた男性と暮らしていました。
菊地被告は「櫻井千鶴子」という偽名を使い、介護の仕事などをしていたといいます。当時の同僚は、仕事ぶりはとてもまじめで頼りになる存在だったと語っています。
しかし、「菊地直子被告に似た女が神奈川県相模原市の民家に潜伏している」という通報がきっかけとなり、2012年6月に逮捕されました。

 

起訴されたのは「都庁爆破事件」のみ

 

菊地被告は当初、地下鉄サリン事件のほかに、大阪市の会社員が殺害されたVXガス事件、都庁爆弾事件にも関わったとして逮捕されたました。 

サリン事件⇨証拠不十分で不起訴

VXガス事件⇨証拠不十分で不起訴

都庁爆破事件⇨起訴 

サリン事件とVXガス事件は証拠が不十分だとして不起訴になり、唯一罪に問われたのが「都庁爆破事件」でした。

一連の菊地被告の裁判はこの「都庁爆破事件」だけです。

 

都庁爆破事件とは

 

この事件は1995年、オウム真理教がサリン事件などによる教団への捜査をかくらんさせるため都庁に爆発物を送りつけ、職員が重傷を負ったものです。 

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菊地被告は爆発物の原料の薬品を運んだ殺人未遂ほう助などの罪で起訴されましたが薬品を運んだことは間違いありませんが、爆発物の原料とは知らなかった」と無罪を主張していました。

第1審の裁判員裁判の判決は懲役5年の実刑でした。

ここで注目したいのが、第1審が「一般市民」が入る裁判員裁判ということです

 

第2審で「逆転無罪」の理由

 
これに対し2審の東京高裁は2015年、「菊地被告は教団幹部から指示された通りのことをやるだけの立場で、事前に爆弾などを使ったテロ計画について知らされていたことを示す証拠もない」として逆転無罪を言い渡し、菊地被告は釈放されました。

第1審は、裁判員裁判ですから、もともと直接的証拠がなかったので検察側が「間接的な証拠」を積み重ねて、「一般の人の感覚」を含めて有罪との判断となりました。

しかし、第2審からは裁判官だけのいわば「法律のプロ」が判断する裁判です。

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第1審では、検察側が間接的な証拠を積み重ね「菊地被告は運んだ薬品が爆発物の原料であると推測できたはず」と「普通の人の感覚」で判断したのでしょうが、裁判のプロからすると直接的な証拠がない以上「たぶん知っていただろう、というだけでは有罪にはできない」ということなのです。

最高裁は基本的に「法律自体の解釈を問う」ところなので、第二審の判決を指示し無罪が確定しました。

私の感覚でも、17年間も逃亡していたのですからなにかしら「有罪」なのではと思うのですが、逃亡していたからといって有罪にできるわけではないとのことだそうです。

菊地被告も捜査する側もこの17年間はなんだったのでしょう。

もう「オウム事件」のような悲劇は繰り返したくないというのが私の思いです。