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【酩酊状態で飲酒運転の男が無罪主張】0.01%の無罪の可能性⁉︎

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要点をざっくり

  • 去年、札幌市内で酒を飲んで車を運転して道路を逆走し、男性にけがをさせた男の裁判が9日行われました。
  • この被告は「無罪」を主張しています。
  • 理由は「酩酊していて、心神喪失状態であった」というものです。

昨年の飲酒運転逆走事故 

昨年12月5日、札幌市の繁華街の市道をワゴン車で逆走して工事現場に突っ込み、作業員に軽傷を負わせたとして、札幌中央署は自動車運転処罰法違反(過失致傷)と道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで、札幌市北区屯田4の3、建築業鹿内秀剛(ひでたか)容疑者(29)を逮捕しました。
逮捕容疑は4日午前1時45分ごろ、同市中央区南1西2の市道で、酒気を帯びた状態でワゴン車を運転し、工事現場の作業員の男性をひいて首に軽傷を負わせた疑いです。
札幌中央署によると、鹿内容疑者の呼気から基準値を上回るアルコールが検出されました
同容疑者は「事故の前に酒を飲んだことは間違いないが、車に乗ったことは酔っていて覚えていない」と供述していました。 

札幌は、一方通行が非常に多く、私はいまでも街中はナビを使用しています。

事故現場も通りましたが、ただの一方通行の直線道路でした。

(その時撮った写真が見当たりません)

 

今回の裁判での「無罪」主張

危険運転傷害の罪に問われている鹿内被告の裁判が1月9日に行われ、被告は無罪を主張しました。
鹿内被告は裁判で飲酒運転については認めつつ「事故を起こしたという認識がなかった」と起訴内容を否認しました。

弁護側は、被告は酩酊していて、心神喪失状態にあり、責任能力がなく、危険運転の故意性もないなどとして、無罪を主張しました。

一方、検察側は泥酔した状態で車を運転したことは明らかで、現場で警察官に対し、飲酒事実を認めていたと指摘しました。

 

飲酒で記憶がなくなるほど飲むと無罪?

刑法第39条
  1. 心神喪失者の行為は、罰しない。
  2. 心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する。

とあります。

つまり、酒を飲んで)心神喪失の状態で犯した行為は、原則刑法上は「無罪」になります。

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そこで「原因において自由な行為」というのがでてきます。
犯行時には心神喪失で判断能力に欠ける不自由な状態でも、「その原因となる行為(たとえば飲酒)時には自由であった」ことを根拠に、完全な責任を問うべきだとする理論です。

車を運転することを予定しながら飲酒により泥酔し、そのまま自動車を運転して事故を起こした場合、業務上過失傷害ないし過失運転致死傷罪が成立し、運転時に心神喪失(心神耗弱)状態でも、完全な責任が問われます。

そのため、記憶がなくなるほどお酒を飲んで事故を起こしたから、「心神喪失」で無罪という主張は通常は通りません。

逆に酩酊状態であれば、最高20年の有期刑を科す「危険運転致死傷罪」に問われる可能性があります。

 

0.01%の無罪の可能性

この被告が、無罪であるという主張を通すには、刑法上の「心神喪失状態」であったことを立証する必要があります。

そのためには。この酩酊が少なくても「異常酩酊」であったことを立証しなければなりません。

(それでも無罪になるとは限りません)

 

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この、異常酩酊はさらに「複雑酩酊」「病的酩酊」に分けられます。

簡単にいうと、お酒の量が増えるにつれてアルコール血中濃度が高くなっていき、少しずつ酔っていくのを「単純酩酊」といいます。いわゆる、普通の酔い方です。

それに対して、「異常酩酊」とは人格が変わってしまったかのように暴れてしまう「複雑酩酊」幻覚や妄想などに伴って激しくあばれるのが「病的酩酊」です。

いわゆる、「悪酔い」「酒乱」です。

これを、医師の証明書等の証拠を提出して「異常酩酊」を立証し「心神喪失」が裁判で認められて、「無罪」になった例がいくつかはあります。

しかし、この立証は非常に難しく、無罪になる可能性はほとんどないと思われます。

松潤のドラマから行くと、起訴されている以上無罪になる確率は「0.01%」ですね。