【ゾフルーザ】10人に1人は効かない‼︎ベストなインフルエンザ薬はどれ

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ゾフルーザの「耐性ウイルス」とは


国立感染症研究所が24日発表した、インフルエンザの新しい治療薬、シオノギ製薬の「ゾフルーザ」を使った患者から、治療薬に耐性を持つウイルスが発見されたという一件。


このニュース以来、シオノギ製薬の株価は下落。


「ゾフルーザ」は8年ぶりのインフルエンザ新薬で、このニュースが発信されるまで、抗インフルエンザ薬のシェアで今期トップをとっていました。


この「薬剤耐性化」とは、ウイルスや細菌が変異をして薬に対応できるようになることで、耐性化するとその薬は効かなくなります。


A型インフルエンザウイルス(H3N2型)に感染した21人に対して「ゾフルーザ」を使ったところ2人(9・5%)から薬剤耐性が検出されたという生データを、国立感染症研究所は21日に公開しています。


つまり、約10%のインフルエンザの患者には「ゾフルーザ」は効かないということになります。


シオノギ製薬の説明書にも書いていた


実をいうと、この10%の患者に耐性が出ることはシオノギ製薬の「ゾフルーザ」の説明書には書いてあるそうです。


しかし、シオノギ製薬ではあえて?この耐性について語っていなかったため、「ゾフルーザ」を投与された患者が増え、当然の結果としてこの新薬が効かない患者が一定数出てきました。


この「ゾフルーザ」の服用は錠剤を1回のみで、インフルエンザウイルスが消えるのに24時間という即効性が売りです。


既存薬の「タミフル」「リレンザ」は1日2回5日間の服用ですが、「イナビル」は、成人の場合は1回の治療で2つのボトルを続けて吸入。


タミフルはインフルエンザウィルスが消えるまで72時間かかります。


既存薬と比べると、値段は最も「ゾフルーザ」が高いですが、効果と手軽さから急速に今年シェアを伸ばしました。


あえて「ゾフルーザ」を使わない病院も


亀田総合病院(千葉県鴨川市)では感染症科が「当科では今シーズンはゾフルーザを使用する予定はありません」と昨年11月にホームページで公表。


「1回投与でよい」「耐性化しない場合は、ウイルス排泄量が早く減少」と効果に期待はしながらも、「耐性化のリスク」「コスト(税金と健康保険と自己負担)」「未知の副作用があるかも」と指摘していました。


シオノギ製薬では、今回の耐性菌の問題を受けて「ゾフルーザ」について「処方の最終判断は医師にお任せしています。」としています。


「ゾフルーザ」はいい薬であることには間違いないですが、もしインフルエンザに罹患したら、それぞれの薬の特徴を患者自らがとらえ安易に「ゾフルーザ」を処方してもらう前に医師と相談してみる必要があります。

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