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心愛さんの母親も逮捕
千葉県野田市で小学4年生の心愛(みあ)さん(10)が死亡し、父親の栗原勇一郎容疑者(41)が逮捕された事件で、警察は母親のなぎさ容疑者(31)を傷害の疑いで逮捕しました。

母親は、父親の暴行を知りつつ止めなかった容疑での逮捕です。
当時、自宅には、心愛さんの妹を含めて4人。
心愛さん(10)は司法解剖の結果、胃はほとんど空で十分な食事が与えられていなかったことが判明しました。
なぎさ容疑者も、調べに対し、食事を与えなかったことを認めています。
母娘は仲がよかったはずだが
当初の報道では、なぎさ容疑者と心愛さんは仲が良く、なぎさ容疑者もDVを受けていたとされていました。
しかし、警察は、母親であれば、誰かに助けを求めたり、通報するなどの行為があって当然などとしたうえで、「ほかにも能動的な加担行為がある」としています。
沖縄時代の同級生も心愛さんは、1日1食か2食しか食べていなかったと証言しており、栗原容疑者がDVをやめていた時期にも食事を与えていなかった可能性があります。
学校からのアンケートに「私の体大丈夫かな?」とつづった心愛さん。
父親からは暴力を受け、母親からも食事を与えられず亡くなってしまったとは・・・かわいそうで仕方がありません。
現在の野田市役所の様子
昨日、野田市役所に電話をして、心愛さんのアンケートを栗原容疑者に渡したことに対する「抗議の電話」の様子を聞いてみました。

現在、全国から、野田市の教育委員会に抗議の電話が殺到しており、教育委員会ではコールセンターを設置。
それでも対応しきれない電話を野田市役所の職員が数名で受ける体制になっているとのことです。
ずっと電話は鳴りっぱなしで、昨日の母親の逮捕を受けてまた電話が増えるでしょうと担当者は語っていました。
それと、心愛さんが亡くなるまでの経緯は報道に出ている以上のものは知らないとのことでした。
父親と母親、教育委員会とすべての大人に裏切られ亡くなった心愛さん。
無責任な大人の犠牲により亡くなった小学校4年生の少女の未来は永久にかえってきません。
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