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カシオ計算機の元部長逮捕
大手電機メーカー、「カシオ計算機」の元部長が架空発注を繰り返し、会社から現金をだまし取ったとして、警視庁に逮捕されました。
「カシオ」の被害額はあわせて4億円以上にのぼるとみられています。
詐欺の疑いで逮捕されたのは「カシオ計算機」の開発部門の元部長、柏木達雄容疑者(61)です。
参照:TBSニュース
柏木容疑者は2015年3月、取引先の商社にカシオ製プロジェクターの試作品を製作するよう繰り返し発注したように装い、会社から納入代金としておよそ400万円をだまし取った疑いが持たれています。
すでに2016年には、事件は発覚していました。
ウソをついて親族の会社名義の会社に振り込ませる
柏木容疑者は商社にウソの説明をして、会社が支払ったカネを親族の会社名義の口座に振り込ませていたということです。
同様の手口で「カシオ」から4億円以上をだまし取ったとみられ、警視庁は余罪について調べています。
柏木容疑者は、このお金を遊興費等にも使っており、高級クラブの飲食に使っていたことが判明しています。
カシオ計算機によると、平成28年6月に内部告発で不正が発覚、警視庁に相談していました。
同社は、19年から27年にかけて架空発注を繰り返し、約4億4千万円を私的に流用したとして、28年12月に懲戒解雇していました。
逮捕されるまで約2年。
柏木容疑者は、横領したお金を返せなかったのでしょう。
しかし、4億円以上のお金を遊興費だけでは使えないと思います。
逮捕される時も、少し戸惑っていますが特に変わった様子はありません。
刑務所から出て来て、自己破産をして、それ以降は着服した金で優雅な暮らしをさせるというのだけはやめて欲しいと思います。