【リアルジャイアントキリング】コンサドーレ札幌の快進撃のなぜ?

要点をざっくり

  • 13日のコンサドーレ札幌とFC東京の試合がドローに終わりましたが、札幌は11試合負けなしとなりました。
  • これまでJ1とJ2を行き来してきた北海道コンサドーレ札幌が、シーズン初勝利をあげた第4節を皮切りに、クラブ記録を大きく更新する11試合連続無敗(7勝4分け)をマークしました。
  • これは、奇跡のようですが、今までの地道な戦略が花開いた結果です。


コンサドーレ札幌11試合負けなし 

 

明治安田生命J1リーグ第14節が13日に行われ、味の素スタジアムではFC東京と北海道コンサドーレ札幌が対戦しました。

 

FC東京は5戦負けなし。

 ホームゲームは5連勝中で順位は2位となっています。

 

札幌は10試合負けなしの2連勝中。

 

FC東京と勝ち点差1の3位につけています。

 

雨中の試合はスコアレスドローで終了し、これでコンサドーレ札幌は11試合負けなしとなりました。

 

 

ここ十何年のコンサドーレ札幌の試合からみると、まさしく奇跡です。

 

 

これまでのコンサドーレ札幌 

 

これまでのコンサドーレの最高位は、J1残留を果たした2001シーズンと昨シーズンの11位。

 

その間に2008、2012シーズンもJ1に挑むも最下位でJ2へ降格し、特に後者は勝ち点14、年間28敗、総失点88、得失点差マイナス63など、J1のワースト記録を軒並み塗り替えました。

この屈辱的なシーズンが、実はコンサドーレの『ターニングポイント』になりました。

この翌年の2013年3月に、代表取締役社長にクラブOBの野々村芳和氏(46)が就任しました。

 

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野々村社長の作戦

 

野々村社長は、常にJ1のトップ10に入る目標を立てたうえで、クラブの経営規模を着実に拡大させてきました。

 

 

そして、クラブ創立20周年を迎えた2016年には、ホームタウンを札幌市から「札幌市を中心とする北海道」に変更。

 

チーム名称もコンサドーレ札幌に「北海道」をつけて、名前を『北海道コンサドーレ札幌』に変更しました。

 

この地道な努力は数字に表れており、野々村社長が就任した2013年度の営業収益10億7100万円が、Jリーグ側から開示されている最新の2016年度には19億200万円にまでアップ。

 

3年で、収益がほぼ2倍になっています。

 

そして、チーム人件費も3億5900万円から7億300万円とほぼ倍増しています。

 

毎年増える強化費は補強だけでなく、アカデミーにも先行投資されてきており、実際アカデミーから、2015年に昇格した21歳のDF進藤亮佑、2017年に昇格した19歳のFW菅大輝がリーグ戦の全試合で先発を果たしています。

 

 

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黄金世代の二人がサポート

 

そして成長をアシストしてきたのが1979年生まれの「黄金世代」の2人、小野伸二と稲本潤一の両MFとなります。

 

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参照:北海道コンサドーレ札幌公式サイト

 

前者は2014年6月から、後者は2015年からコンサドーレでプレーしています。

 

この二人が加入したおかげで、二人がけがやコンディション不良でピッチに立てなくても、日本代表やヨーロッパの舞台で長くプレーしてきた秘訣を、コンサドーレのメンバーに伝えています。

 

 

次々と現れる英雄(ヒーロー)たち

 

2本のバイシクルシュートを放った、エースストライカーの都倉賢(31)。

 

 

昨年の夏場に加入した、元イングランド代表FWジェイ、タイの英雄チャナティップ。

 

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参照:北海道コンサドーレ札幌公式サイト

 

さらにコンサドーレを上のステージへ引きあげたのが、今シーズンから指揮を執る、「ミシャ」の愛称で親しまれるミハイロ・ペトロヴィッチ監督です。

 

 

 ペトロヴィッチ監督は浦和レッズやサンフレッチェ広島で監督をしていました。

 

この監督の目指す攻撃的なサッカーが、いまのコンサドーレ札幌にマッチし、快進撃が始まりました。

 

 

ジャイアントキリング

 

ジャイアントキリングとは、サッカーなどのスポーツの試合で格下と見なされる側が、事前の予想を覆して勝利することを指す言葉です

 

「番狂わせ」「大物食い」と日本語ではいいます。

 

そして、私の好きな漫画でもあります。

 

GIANT KILLING(46) (モーニングコミックス)

GIANT KILLING(46) (モーニングコミックス)

 

 

J2とJ1を行ったり来たりしている弱小チームETUが、かつての日本代表のスター選手・達海猛が監督になってから快進撃を続けるというサッカー漫画です。

 

スポーツものにしては珍しく、監督が主人公という漫画で「マンガ大賞」も受賞しています。

 

ETUの状況は、北海道コンサドーレ札幌によく似ていて、まさしく「リアルジャイアントキリング」です。

 

しかし、これは「奇跡」ではなく、野々村社長をはじめとするフロント陣が継続的に積み重ねてきた努力が花開いた結果です。

 

偶然ではなく「必然的」に、このコンサドーレの快進撃は、導き出されたものです。

 

しかし、コンサドーレが3位だなんて、道民はみんな夢でもみている気分です。

 

このまま、「優勝」・・・などということになってくれると、本当に嬉しいのですが。

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