【ちゃんこ店経営者暴行死】店は閉店し破産‼︎犯人2人は懲役刑のみ⁉︎

要点をざっくり

  • 滋賀県草津市のちゃんこ料理店で、経営者の糸岡真二さん(当時60)に暴行を加え死なせた罪に問われた客の男2人の裁判員裁判で、大津地方裁判所で客の男二人に対して判決が出ました。
  • 主犯格の浜野慶治被告(46)には懲役15年(求刑20年)と関一也被告(46)には懲役10年(求刑15年)がそれぞれ言い渡されました。
  • 糸岡さんの妻は、裁判の証言で、事件の後ちゃんこ料理店が閉店に追い込まれ、「破産手続き」もしていることを打ち明けました。


ちゃんこ店経営者暴行死の犯人に判決

 

滋賀県草津市のちゃんこ料理店で、経営者の男性に暴行を加え死なせた罪に問われた客の男2人の裁判員裁判で、大津地方裁判所は6月1日、2人に実刑判決を言い渡しました。

濱野慶治被告(46)と関一也被告(46)は去年12月、草津市のちゃんこ料理店で、経営者の糸岡真二さん(当時60)に1時間40分にわたって暴行を加え死なせた罪に問われています。

 

 

 

2人が否定していた共謀についても「2人がかりで無抵抗の被害者に繰り返し暴行を加えていて、危険で悪質」として認定し、暴行を主導したとされる濱野被告に対して懲役15年、関被告には懲役10年を言い渡しました。

 

濱野容疑者は神戸山口組山健組系の元幹部で、前科10犯以上の粗暴犯です。

 

きっかけは「雑炊」の作り方 

 

滋賀県草津市のちゃんこ店で経営者を暴行死させた、濱野被告と関被告の5月23日の初公判では、検察側はトラブルのきっかけは「雑炊の作り方」だったと指摘しています。

 

裁判の中で、2人は暴行して死亡させたことは認めましたが、共謀については否認しました。

 

検察側は冒頭陳述の中で、鍋の最後にサービスされる「雑炊」の作り方について「2人は因縁をつけ、かわるがわる5、60回暴行を加え死亡させた」と犯行に至る経緯を指摘しました。

 

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5月29日の裁判では、検察側は

被害者は肋骨15ヵ所が折れて、肺に突き刺さり死亡していて、冷酷かつ残虐きわまりない犯行」と指摘しています。

 

しかし、これはあくまで傷害致死事件としての取り扱いのため、どんなに残虐な殺しかたをしても最高で懲役20年です。

 

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ちゃんこ店は閉店し破産手続き中

 

糸岡さんの妻が29日の裁判で証言台に立ち

「家族で過ごす日々は何物にも代えがたいものだったが、2人が一瞬にして奪った」と、涙ながらに話しました。

 

また、事件の後、ちゃんこ料理店が閉店に追い込まれ、破産手続きもしていることを打ち明けました。

 

そして、「あまりにも理不尽で、あまりにも悔しい。2人には一番重い刑に服してもらいたい」などと裁判員らに訴えました。

 

殺人事件のあった、ちゃんこ店に客が寄り付かなくなり、店は閉店に追い込まれたのでしょう。

 

命を張って客に謝って、土鍋も使い殴り殺され、そのうえ店も潰れ、犯人は反省もなく傷害致死でそれほどの刑期でもなく出所するとは、なんとも理不尽な話です。

(模範囚であれば、刑期はさらに短くなります)

 

傷害致死罪と殺人罪の違い

 

傷害致死罪は、人に傷害を負わせ、その傷害によってその人を死亡させた場合に成立します。

 

つまり、ここに明確な「殺意」はありません。

 

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刑法上は「身体を傷害し、よって人を死亡させた者」に傷害致死罪が成立すると定義されています。

 

この「人が死ぬ」ということだけみると、殺人罪と似ていますが、殺人罪は「殺意」をもって行為に出て、それによって人を死亡させるものです。

 

傷害致死罪は、どんなに大きな怪我をおわせようとも、あくまで「傷害」の結果で相手が亡くなったものをいいます。

 

簡単にいうと、その行為に「殺意」があったかどうかで決まります。

 

傷害致死罪の法定刑は、「3年以上の有期懲役」つまり、3年以上20年以下の懲役です。

 

殺人罪の場合は「死刑、無期若しくは5年以上の懲役」です。

 

人を殺しても、そこに「殺意」があるかどうかで刑罰がまるっきり違ってきます。

 

今回の殺人事件については、「理不尽」以外のなにものでもありません。 

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