【避難所閉鎖】職員が「長くいられると思わないで」‼︎札幌市の見解は⁉︎

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要点をざっくり

  • 胆振東部地震で震度6弱を観測し、700棟超の建物が損壊した札幌市東区で、市が最後に残った避難所の閉鎖を突然通告するなどして避難者と対立した問題。
  • 職員は「長くいられるとは思わないで」「路上生活するわけにもいかないですよね」と帰宅を促したと、北海道新聞が報じています。
  • 真偽を東区役所の保健福祉課に聞いてみました。

東区役所での避難所強制退去問題

 

胆振東部地震で震度6弱を観測し、700棟超の建物が損壊した札幌市東区で、市が最後に残った避難所の閉鎖を突然通告するなどして避難者と対立した問題。

 

札幌の避難所がなくなり、すでに2週間以上が経過しています。

 

地震1週間後の9月13日、東区の職員が翌日午後5時の閉鎖を突然通告し、約70人の避難者は反発し、詰め寄る人もいたということです。

 

結局、体育館は法的な位置づけがない「退避所」になり、滞在はできるようになりましたが・・・。

 

東区の職員が避難者を「排除」

 

小池百合子都知事の名言「排除します」で終わった、「希望の党」。

 

この「排除」を、東区役所の職員が地震で避難している人に行ったと、北海道新聞が報じています。

 

避難者がいくら余震や転校を伴う引っ越しへの不安を説明しても、職員は「長くいられるとは思わないで」「路上生活するわけにもいかないですよね」と帰宅を促したといたというのです。

 
「排除された」亀裂入ったアパートへ
 

障害のある30代の息子と、小学生の息子と3人で避難した工場勤務の女性(58)は11日の区職員とのやりとりをメモに残していた。
余震や転校を伴う引っ越しへの不安を説明しても、職員は「長くいられるとは思わないで」「路上生活するわけにもいかないですよね」と帰宅を促した。悔しくて眠れず、夜の避難所で携帯電話の明かりを頼りに記したメモは濃い文字で埋まった。女性は「排除された」と感じ、避難所をすぐ出て、転居する9月末まで部屋の床や基礎に亀裂の入るアパートで暮らした。

北海道新聞より引用

 

本当にこのようなことを、区役所の人間が言ったとしたら問題です。

 

東区役所の保健福祉課に電話して、真偽を確かめました。

 

東区役所保健福祉課の回答

 

私は、10月19日に東区役所の保健福祉課に電話しましたが、担当者が不在で折り返しということになりました。

 

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参照:パブリネット

 

担当者の方から電話が折り返しかかってきて、お話しすることができました。

 

:私は札幌市に住んでいる⚪︎⚪︎と申します。北海道新聞の避難者の記事の件でお電話しました。

 

担当者:あの新聞の記事の件ですね。

 

何件か問い合わせがあったようです。

 

:本当に記事にあるように避難者に、「長くいられないと思わないで」とか職員の方が言ったのでしょうか?口調からいくと女性のようですが。

 

担当者:話の中でそういうニュアンスで聞こえたのかもしれませんが、そういうことは職員は言っていません。いつも区民と接している職員がそのようなことは言いません。ただ、避難者全員から全て事情は聞けていませんでした。

 

それに、学校を避難所にしていましたから、札幌は比較的早くライフラインも復旧し、学校も早めに再開したので、学校で体育館を使用するという事情もありましたので。

 

:そうですか。ありがとうございます。

 

区の職員が実際に、こういう言葉を言ったかどうかは定かではないようです。

 

指針を作るよりも区長の判断で

 

札幌市の内規では、避難所の閉鎖は区が判断するとしています。

 

札幌市は政令指定都市でありながら、今まで大きな地震などの被害にあったことがないため、長期の避難所開設に対する『指針』がありません。

 

東区は退避所移行後、33人に減った避難者に1週間ごとに閉鎖を「目標」として示した。「24時間態勢で帰宅支援をした。追い立ててはいない」とするが、避難者はそう感じなかった。
建設関連業の男性(59)は娘が余震を怖がり、東区体育館に避難した。冬を控え仕事が最も忙しく、家探しは難しいのに区職員に「同じアパートの住人は戻れた」と言われ、「事情を言っても無駄だと思った」。
9月末に退避所を出たが行き場がなく、ひとり親家庭の支援団体「しんぐるまざあず・ふぉーらむ北海道」の紹介で、札幌のシェルターに身を寄せた。「早くいい部屋が見つかれば」と転居先を探す。

北海道新聞より引用 

 

自分たちで立てた目標を避難者に知らせても、やはり避難している方では追い立てられているように感じると思います。

 

こういう時こそ、区長や市長が直々に判断すべきではないでしょうか。

 

アイリスオーヤマの東日本大震災の時の対応を見習うべき

 

アイリスオーヤマの社長である大山健太郎氏は、東日本大震災の教訓から以下のように語っています。

 

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参照:日経スタイル

 

東日本大震災のような大惨事では、まずマニュアルが通用しません。社長がいなくても、その場にいる人間が判断しなければなりません。電気は通らない、携帯電話もパソコンも使えない。そのなかで津波に流されたり、地震で家や工場が壊れたりする。マニュアル通りに起きるものは、災害とはいいません。マニュアルを超えることがあって初めてどたばたするわけです。その場で判断のできる人間が、全責任を取ってスピーディーに判断する、これこそリーダーシップです。そして、その判断できる人がトップになるべきなのです。

「クビになっても」アイリス社長が説く震災対応|出世ナビ|NIKKEI STYLE

日経スタイルから引用

 

この東日本大震災の時に、宮城でホームセンターを運営するアイリスオーヤマのグループ企業、ダイシンの気仙沼店の店長が、独断でクビを覚悟で暖房用の灯油を1人10リットルまで、無料で配りました。

 

この店長はクビどころか、その後ダイシンの社長になりました。

 

この非常時にマニュアルを頼りにするのではなく、自らリーダーシップをとることが、選挙で選ばれた区長や市長の役目だと思います。

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