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【カーリングLS北見】亡き恩師に捧げる銅メダル⁉︎

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要点をざっくり

  • 英国との3位決定戦に臨んだカーリング女子日本代表「LS北見」は、24日、5―3で英国に勝利し、銅メダルを獲得しました。
  • 日本勢のカーリングでの五輪メダル獲得は、男女通じて初めてです。
  • 昨年5月に亡くなった、LS北見の育ての親である故・小栗祐治さんのことを北海道新聞が報じています。

 LS北見が銅メダルの快挙

 

昨日の試合は、勝った瞬間、メンバーは信じられないという顔をしていました。

それほどの、日本のカーリング界では快挙です。

 

  

「LS北見の公式サイト」は、サーバーがパンクしてみれないほど、全世界的にも熱狂しています。

 

カーリングが世の中に広く知られるようになって、数十年。

最初世間では、これがスポーツかという冷ややかな目で見られていました。

それが、やがて浸透していき、ついに念願のメダルを手にしました。

 

それも、私の地元北海道のチームなので、北海道ではすごいフィーバーぶりです。

特に北見では、市民が毎日熱戦をテレビにかじりついて観ている姿が放映されていました。

  

LS北見育ての親

 

主将の本橋麻里選手(31)は、2010年、チーム青森をやめて北海道に帰り、「太陽のように明るい常呂っ子のチームをつくりたい」と、「LS(ロコ・ソラーレ)北見」を創設しようとした時に故・小栗祐治さんに真っ先に報告しました。

 

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提供:北見市教育委員会

昭和56年に開催された第1回NHK杯カーリング選手権でプレーする小栗祐治さん

 

すると、小栗さんからは「もう、頑張らなくていいんだぞ」と返ってきて驚いたとのことです。

「えっ!? これから頑張ろうと思ってたのに…」。

小栗さんの真意は「自分のために、これからの人生をどう進むか考えなさい」ということでした。

 

06年トリノ、10年バンクーバー五輪は「多くの人の夢を背負いながらやってきた部分があった。責任感とか苦しさも感じていた時もあった」と明かしています。

「自分の思うままに進みなさい。頑張らなくていいんだよ」。

意味を理解すると、心が軽くなり、冷静に考えた末にLS北見をたちあげたとのことです。

 

そして、小栗さんに「俺は根底で頑張るから、麻里は上につながる道をつくってね」

という言葉をかけられ、この言葉に本橋選手は心を動かされたそうです。

 

小栗さんと縁のある選手たち

 

 LS北見の創設時のメンバー、リード吉田夕梨花(24)とセカンド鈴木夕湖(26)、後に加わった夕梨花の姉のサード吉田知那美(26)の3人は全員、小栗さんの手ほどきが競技を始めたきっかけでした。

 

そして、今回注目の的だった「天才」として早くから頭角を現したスキップ藤沢五月(26)は、父が小栗さんの教え子でした。

 

藤沢選手の父親である、充昌(みつよし)さん(58)は、北見の中学校で教師をしながら、1998年の長野五輪を目指したカーリング選手です。

代表の10人まで残りましたが、最終選考には選ばれませんでした。

 

藤沢選手が子供の頃、所属するチームで充昌さんがコーチをしていましたが、そのセンスは父親がいうのもなんですが「抜群」だったとのことです。

 

メンバーの全員がこの、小栗祐治さんの育てた選手と言っても過言ではありません。

 

病室で亡くなった小栗さんに五輪行きを誓う

 

昨年5月に小栗さんは肺がんのため、88歳で亡くなりました。

それは、5人がお見舞いに行くと決めていた日で、5人が病院に到着すると、20分前に亡くなっていたとのことです。

 

そして「亡くなって何時間かは、声が聞こえるって聞いたことがある」と藤沢選手がそう言うと、病室でメンバー全員が呼びかけました。

「絶対に五輪に行くからね」と。

 

そして、五輪行きを決め、今回銅メダルを獲得しました。

チームを一から作った本橋選手もすごいですが、小栗さんがその陰でチームを支え続けていてくれました。

 

最後に生きた小栗さんの教え

 

LS北見は韓国戦で負けた時に、ミーティングで「誰かのためでなく、自分たちのためにいい試合をしよう」と決めたとのことです。

 

これは、小栗さんの「誰かのためではなく、自分のため」という教えが生きています。

 

どうしてもオリンピックとなると、国のため、地元のため、支えてくれた人のためというプレッシャーに押しつぶされそうになるでしょう。

かつて、本橋麻里選手(31)が感じていた、責任感とか苦しさです。

 

 

それで、英国戦には「そだねー」「ナイッスー」という明るいやりとりが繰り広げられ、いつものチームに戻っていました。

 

小栗さんも、天国で教え子たちの活躍を喜んでいることでしょう。