空手ヲタと人間は共存できる 

芸能ニュース、世の中の出来事を中心におやじ目線で面白いことを発信していきます。

【ミステリークレイフィッシュ】環境省が恐れる謎の生物‼︎日本上陸⁉︎

スポンサードリンク

f:id:gbh06101:20180620044736p:plain

  • 環境省が「生態系被害防止外来種」に指定し、その飼育者に注意喚起した謎の生物。
  • それが、「ミステリークレイフィッシュ」です。
  • もし、日本で大繁殖していれば、生態系を崩すほどの被害を与えることになる恐れがあります。

 「ミステリークレイフィッシュ」の謎

 

今、「ミステリークレイフィッシュ」という謎めいた名前の生物に環境省が注目しています。

 

ミステリークレイフィッシュは、同省が「生態系被害防止外来種」の「定着予防外来種」にリストアップするほど危険な生物で、3月には「ミステリークレイフィッシュを野外に放さないように」というチラシを作り、飼育者に注意を促しています。

 

f:id:gbh06101:20180620043206p:plain

参照:環境省HP 

 

この、ミステリークレイフィッシュとは、いったいどんな生物なのでしょう。

 

すべては一匹のメスからはじまった 

  

1995年、米フロリダ州エバーグレーズでスラウクレイフィッシュ(slough crayfish、学名Procambarus fallax)と呼ばれる1匹のザリガニが捕獲された。ある愛好家が生き物フェアでそれを見つけて購入した。すると、なぜかそのザリガニは交尾相手なしに自分のクローンを作成して繁殖し始め、ミステリークレイフィッシュ(別名マーブルクレイフィッシュ、学名Procambarus virginalis)と呼ばれるようになった。

クローンを作って激増したザリガニ、秘密は染色体 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

 

 ナショナルジオグラフィックから引用

 

飼い主は、みるみるうちに増えるクレイフィッシュを飼いきれなくなり、ペットショップへ持ち込み、それを別の愛好家たちが購入していきました。

 

f:id:gbh06101:20180620042453p:plain

 参照 :ナショナルジオグラフィック

 

そして今、世界は1匹のメスから生まれたミステリークレイフィッシュの子どもたちで、覆いつくされようとしています。

 

 2016年11月に日本でも捕獲

 

2016年11月に愛媛県松山市の重信川で、1匹のミステリークレイフィッシュが捕獲されました。

 

この、ミステリークレイフィッシュを捕獲したのは、愛媛大学の大学院生です。

 

魚類調査を目的として河川に定置網を仕掛けていたところ、魚と一緒に明らかにアメリカザリガニやほかのザリガニとは違う生物が網にかかっていました。

 

しばらくは飼育していましたが、死んでしまったため、徳島博物館に寄贈したということです。

 

「ミステリークレイフィッシュ」とは

 

金沢大学の西川潮(うしお)准教授(保全生物学)が、その生態について語っています。

 

「ミステリークレイフィッシュは、アメリカザリガニ科の一種です。代表的な体の模様は青白いマーブルですが、茶褐色のマーブルのものも知られています」

 

 「ミステリークレイフィッシュ」は、アメリカザリガニのオスと比べると、やや小さめで通常は体長10cm以内とのことです。

 

f:id:gbh06101:20180620043334p:plain

参照:環境省HP 

 

しかし、ミステリークレイフィッシュはメスしかいません。

 

2003年、ミステリークレイフィッシュは単為生殖で自らのクローンを増やし続ける「新種」であると発表されました。

  

繁殖方法は「クローン繁殖」

 

 「メスしかいないのでは、繁殖できないのでは?」 

 

と普通は考えます。

 

しかし、このミステリークレイフィッシュは「単為生殖種」といって、卵を産むけれども遺伝子はほぼ全部同じクローン繁殖をするのだそうです。

 

そして、繁殖力は強く、近縁種のスロウザリガニのメスと比べると5倍以上の卵を産むとのことです。

 

現在知られているエビ・カニなどの十脚目の中で単為生殖するのは「ミステリークレイフィッシュ」だけだそうです。

 

 

1匹でも繁殖する不思議なザリガニ ミステリークレイフィッシュ【こだわりの生体をお届けします 名生園】

 

虫では、この単為生殖するものはゴキブリやアブラムシなどがいますが、あまり気持ちのいい生物ではありません。

 

ミステリークレイフィッシュの脅威

 

爆発的な繁殖力があり、農漁業や生態系に被害が出るおそれがあるため、環境省は「特定外来生物」に指定しました。

 

f:id:gbh06101:20180620042229p:plain

参照:環境省HP

 

また「ザリガニペスト」と呼ばれる菌などを媒介し、エビやカニの養殖に深刻な被害をもたらすおそれもあるということです。

 

それ以外にも、白斑病の保菌者としても知られています。

 

見つけても、安易にミステリークレイフィッシュに触れないようにしましょう。

 

また、ミステリークレイフィッシュは雑食性で、大量に増えた場合水草などを食べ尽くしてしまい、生態系を破壊する恐れもあるということです。

 

f:id:gbh06101:20180620043517p:plain

参照:環境省HP

 

愛媛県だけではなく、11年前に札幌市でも発見されています。 

 

すでに日本で繁殖している可能性があります。

 

専門家は、おそらくペットとして買っていたものを飼い主が捨てたのではないかと語っています。

 

なぜ、「ミステリークレイフィッシュ」が生まれたのか

 

なぜ「単為生殖するザリガニ」なんて、不思議な生き物が生まれたのか。

 

それが、「謎」だそうです。

 

ミステリークレイフィッシュは、1990年代中頃にドイツのペット業界で発見されましたが、起源が不明とのことです。

 

アメリカ原産のザリガニであることは間違いありませんが、アメリカの野外で単為生殖するザリガニは見つかっていませんから、流通段階で突然変異等によってできたか、誰かが遺伝子組み換え技術などを用いて作ったか…。

 

いずれにしても、どうやって生まれたかは、わからないというのが結論のようです。

 

f:id:gbh06101:20180620050249j:plain

 

強烈な繁殖力を持ち、メスだけでクローン繁殖し、どのようにして生まれたかもわからないザリガニ。

 

まさしく「ミステリー」なのだそうです。