この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。
「中国産」のあんを「十勝産」と偽って販売した食品加工会社に北海道が行政指導
北海道旭川市の食品加工会社「福居製餡所」が、「中国産」の小豆を「十勝産」と偽って、「あん」を製造・販売し、北海道は12月14日、この会社を行政指導しました。
「中国産」の小豆を「十勝産」と偽って、「あん」を製造・販売し食品表示法に違反したとして、北海道は12月14日、北海道旭川市の食品加工会社を行政指導しました。 行政指導を受けたのは、旭川市の食品加工会社「福居製餡所」です。 北海道によりますとこの食品加工会社は、2017年4月から2020年6月までの約3年間、実際には「中国産」の小豆を使っているにも関わらず、「十勝産」と偽って卸売会社に少なくとも3万9810キロを販売し、1492万円の売り上げがありました。 事業者に提出する企画書には、商品名称に「十勝一口餡用粒あん」、強調表示の証明という欄に「小豆(十勝産)」などと表示していたということです。 北海道の調査に福居製餡所は、「2016年から十勝産の小豆が高騰して販売価格と釣り合わなくなってしまった」という趣旨の話をしているということです。 北海道は正しい表示をしているかの点検や是正をしたうえで販売することや、表示違反の原因を究明し報告するよう求めました。
UHBニュースから引用
北海道ブランドは、それだけで高く売れるので悪用してはいけません。
「福居製餡所」とは
福居製餡所 :北海道旭川市2条通20丁目左9号
1948年に旭川市で創業している老舗です。
福居製餡所HP
安心で美味しい「あんこ」を全国へお届け。
とHPには記載しています。
社長が母親、専務が息子という一族経営の会社です。
直営販売やネット販売に力をいれているようです。
中国産とわからなければそのまま販売か
今回、なぜ北海道産ではなく中国産と分かったのは不明ですが、おそらく従業員や同業者からのリークでしょう。
「あんこ」を食べて、中国産か北海道産かわかる人間はそうそういません。
北海道を代表する農産物の一つである小豆は、国内生産量の約80%を誇り、北海道全体の半分強を十勝地方が占める。同社の主力である「しゅまり小豆」は、1997年から本格的な育成が始まった新しい品種。まず道北・朱鞠内湖の近くで育成されたこと、また朱色の鞠のように美しいことから名付けられた。鮮やかな赤紫色に加え、味と香りの良さが特徴で、道産小豆の中でも高い評価を得ている。他の品種に比べると生産量が極めて少ないため、価格も高い。同社では、その品質に着目し、品種開発の段階から生産農家数や耕地面積の拡充に取り組んできた。
北海道産のあずきは「価格も高い」と社長が自らが言っているので、貴重だと思って消費者は購入していると思います。
それが「売り」だったのに価格の安い「中国産」を使っていたとは・・・・。
「2016年から十勝産の小豆が高騰して販売価格と釣り合わなくなってしまった」と語っていますが、その後も中国産を北海道産と嘘を言って売り続けたら北海道全体の信用問題に発展します。
他の商品の「あん」も中国製か
「十勝一口餡用粒あん」という商品に中国産の「あん」が使われているとされていますが、他にも北海道産と書いているあんを使った商品があります。
これらの商品の「あん」は本当に北海道産なのでしょうか。
いくら十勝産の小豆が高騰したとしても、食品偽装をしなくてもなんとかなるとは思いますが、この社長と専務の懐に騙して儲けたお金が入っていないのでしょうか。
疑ってしまいます。
ネットの声
他にもそういう会社があると思います。捜すのが大変だと思いますが、警察は頑張ってほしい。
旭川の和菓子屋さん(南6条のかとうや)を含む店は大体福居製餡の餡を使用している中の偽装。和菓子屋さん多方面にも影響が出そうですね。食品産地偽装は止めて貰いたいですね。北海道は道産食品を勧めてるのだから。
偽装は行政指導でなく業務停止にしなければ、こういう会社はまた行うと思います。
十勝に生まれ育ったものとして言わせていただくと、中国産のあんと十勝産では全く味わいが違いますので、これでごまかせると考えた旭川の食品会社は別の意味でヤバいです。
食品偽装の罪が軽すぎて、他にもやっている会社があるとすれば北海道ブランドに傷がつきます。
業務停止くらいにして欲しいと思います。