損保業界最大手「東京海上日動」がBM問題で大慌て‼️何があった?損保ジャパンに危機感なし

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ビッグモーター問題の深刻な影響と自動車整備業界の現状

 

今年、ビッグモーター(BM)社の問題は自動車ユーザーに重要な問いを投げかけました。

特に、全国のBM整備工場に対する国土交通省の抜き打ち検査が、すべての34工場で法令違反を明らかにしたことは衝撃的でした。

これにより、BM社は整備事業の停止など重い行政処分を受け、さらに複数の損保会社が同社との契約を解除しました。

この事態は、整備工場に対する信頼性という点で大きな議論を引き起こしています。

 

損害保険ジャパンの対応と業界全体の問題

 

一方で、損害保険ジャパンはBM社の不正行為を認識しながらも、一時的な取引停止後に再開し、顧客をBMの整備工場へ誘導していました。

9月の会見では、同社の白川儀一社長が、競合他社へのシフトを懸念し、BM社との「バーター取引」を行っていたことを認めました。

これは、整備工場の質よりも保険料収入を優先した結果です。

現在、このような行動は業界全体の問題であるとの指摘があり、金融庁も損保ジャパンとその親会社であるSOMPOホールディングスへの立ち入り検査を開始しました。

業界の構造的問題と東京海上日動火災保険の現状

東京海上日動火災保険の現役社員であるA氏の話によると、損保業界では、指定工場への入庫誘導が一般的な営業戦略であり、自賠責保険の契約が主な目的だという。

これは、損保ジャパンだけでなく、業界全体に存在する構造的な問題を示しています。

業界の大手である東京海上日動火災保険も、この夏までは指定工場に対する目標を設定していましたが、現在は問題のある施策を変更または撤回しているとのことです。

この問題は、単なる一企業の問題ではなく、業界全体の信頼性に関わる重要な問題として捉えられるべきです。