札幌市北区の自称大学生高橋楓(25)酒に酔い刃渡り17センチの包丁を所持し逮捕。「弁解録取書」を手で引き裂く

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札幌市北区で刃物を所持し、現行犯逮捕

 

2025年4月27日未明、札幌市北区北24条西4丁目の雑居ビル内で、刃物を所持していたとして札幌市北区の自称大学生・高橋楓容疑者(25)が現行犯逮捕されました。通報によると、現場では「刃物を持った女性がいる」との目撃情報があり、駆けつけた札幌・北警察署の警察官が女を発見。所持していたのは刃渡り17センチの包丁で、正当な理由はなかったとされています。女は酒に酔った状態で、手首にけがを負っていたものの、その他に負傷者は確認されませんでした。周囲を巻き込む重大事件に発展しなかったことが、不幸中の幸いといえますが、なぜ包丁を持ち歩いていたのか、その動機は現時点で明らかになっていません。

弁解録取書を破棄し、公用文書毀棄容疑も追加

 

逮捕後、女は札幌・北警察署に連行され、取り調べを受けることになりました。しかし、その最中に再び問題行動を起こします。警察が女の主張や弁解内容を記録するために作成した「弁解録取書」を提示したところ、女はその書類を突然奪い取り、手で引き裂いたのです。この行為により、女には銃刀法違反に加え、公用文書毀棄(きき)の疑いも新たに加えられることとなりました。公用文書毀棄とは、国や地方公共団体が作成した正式な文書を故意に破壊する行為を指し、刑法で厳しく罰せられる犯罪です。警察は、なぜ女がこのような行動に及んだのかについても、詳しく事情を聴いています。

容疑を一部否認、警察は事件の背景を捜査中

 

取り調べに対して女は、「何も弁解しません」と供述し、警察が提示した弁解録取書を破った行為についても「破ってもいいと言われたので破りました」と容疑を否認しているとのことです。この供述内容からは、女が自身の行動に対して強い拒絶や混乱を抱えている可能性も考えられます。現時点で、女が刃物を所持していた理由や、警察署内で文書を破棄するに至った詳しい経緯は明らかになっておらず、警察は引き続き慎重に捜査を進めています。精神状態や生活背景、当日の行動履歴など、多角的な視点から事実解明を図る方針です。今後の捜査の進展によっては、事件の背景にある新たな事情が明らかになる可能性もあります。