兵庫県明石市で認知症の母親と介護していた長男が死亡。無理心中の可能性も。

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2日午前0時すぎ、兵庫県明石市野々上1丁目のマンションの一室で、この家に住む母親(72)と、長男の男性(41)が倒れているのを30代の次男が見つけ110番通報しました。母親はすでに死亡しており、長男も病院に搬送されましたが死亡が確認されたということです。

事件の経緯

警察によりますと、発見されたのは、兵庫県明石市野々上1丁目の住人で無職、林美知子さん(72)の遺体と、意識不明で倒れていた、無職の長男真吾さん(41)で、訪れた次男が発見し、110番した。倒れていた真吾さんも病院搬送後に死亡した。

美知子さんには認知症の症状などがあり、一緒に暮らす長男が介護を担っていたということです。

明石署は無理心中の可能性があるとみて捜査している。

腹に複数の刺し傷

美知子さんは寝室の布団の中で倒れており、腹に複数の刺し傷があったという。

真吾さんは浴室の洗い場に全裸で倒れていて、首と腹、手首に切り傷や刺し傷があった。

水を張った浴槽には、凶器とみられる家庭用包丁が沈んでおり、浴室と玄関の間に血痕があったが、争った形跡は無かったという。

2人は家賃を滞納しており、マンションの大家が滞納について話そうと同日午後6時ごろ訪れたが、玄関先に出てきた真吾さんの首から血が出ているのに気づき、市内に住む次男(37)に「様子がおかしい」と連絡。次男と長女(46)が合鍵で解錠し、2人を発見した。

自宅には鍵がかかっていて外部から侵入した形跡はないということで、警察は長男が女性を刺したあと自殺を図ったとみて捜査を進めています。

追いつめられる家族

80代の親が50代の子の面倒を見る「8050問題」も新たな社会的課題として浮上しているが、高齢の親が引きこもりの子供の面倒を見ていれば、親が認知症や病気になった時に必ず年金の不正受給の事件や無理心中などが増えると予測できます。

公的な支援がない中で、追い詰められる家族は多い。高齢の親が障害や病気を抱えた40~50代の子が将来を悲観して無理心中を図る事件は各地で起きています。

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