日新火災元社員『山下淳子』1190万円横領。高山サービス支社長印を無断で使用し不正引き出し43回

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日清火災の元社員が1190万円あまりを横領していた事件。

 

支店の管理体制の甘さが招いた事件とも言えます。

 

日新火災の口座からお金を不正に引き出す

 

勤務先の日新火災の口座から、不正に現金を引き出したとして岐阜県高山市の無職・山下淳子容疑者(55)を逮捕しました。

 

2017年12月、当時勤務していた日新火災海上保険の口座から、現金あわせて40万円をひき出したなどの疑いが持たれています。

 

43回で1190万円を引き出す

 

「会社の口座から、一昨年12月から去年11月にかけ、1190万円が不正に引き出された」と今年1月、保険会社から警察に告発があり、捜査を進めていました。

 

約1年間お金を引出されても誰も気づかなかったことになります。

 

山下容疑者は、おととし12月、上司の印鑑を無断で使って預金を引き出すための書類を作成し、地元の金融機関で会社の預金口座から3回にわたって現金あわせて40万円を不正に引き出したとして、詐欺や有印私文書偽造などの疑いがもたれています。


山下容疑者は、入社してから約20年間、会計を担当してきて、おととし12月から1年近くの間に、43回にわたってあわせて1190万円を不正に引き出した疑いがあるということです。

 

日新火災のHPに経緯が掲載

 

日新火災のHPに経緯が掲載されています。

 

元社員の逮捕について
本日(11 月 13 日)、日新火災海上保険株式会社(取締役社長:村島 雅人、以下「当社」)
の元社員が、有印私文書偽造・同行使・詐欺罪の容疑で岐阜県警に逮捕されました。
お客さまおよび関係者の皆さまに、ご心配、ご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫び申
し上げるとともに、内部管理態勢について一層の強化を図り、不祥事件の再発防止に努めてま
いります。
1.事案の概要
当社の東海第 2 事業部・高山サービス支社の元社員は、同支社名義の預金口座から預金を不
正に引き出すなどし(以下「本事案」)、当社の資金 1,190 万円を費消していました。
2018 年 12 月、同支社に勤務する他の社員が元社員の行動に不審を抱き、同支社を管轄する
コンプライアンス担当者が元社員にヒアリングを行ったところ、本事案が発覚しました。
直ちに社内調査を実施した結果、上記内容が判明したことから、監督官庁である金融庁への
届出を行うとともに警察への相談を開始し、岐阜県警に告発状を提出しております。
なお、社内調査の結果、お客さまなど社外の方の被害は確認されておりません。
2.今後の対応
当社は、引き続き警察の捜査に全面的に協力するとともに、元社員に対し、被害金額の返金
を求めてまいります。
また、当社は、本事案を厳粛に受け止め、再発防止に向けて、改めて役職員のコンプライア
ンス意識の向上を図るとともに、内部管理態勢や発見機能のさらなる整備・強化に取り組むこ
とにより、皆さまからの信頼回復に努めてまいります。

 

日新火災HPより引用

 

はっきりいって支社の管理の甘さが招いた事件

 

損害保険会社で、支社長の印鑑で1000万円以上のお金を引き出せるということはまずありません。

 

日新火災の、管理体制のずさんさが伺えます。

 

元保険会社社員としていわせてもらえば、普通に管理をしていれば1年間も不正にお金を引き出されることなどありえません。

 

内部管理をほとんどやっていない証拠です。

 

コンプライアンスの本をみんなで読み合わせる前に、内部管理を徹底する方が先決だと思います。

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