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幼稚園の理事とセクハラ
北海道・江別市の幼稚園の理事長が複数の職員に「セクハラ」を行ったとして労働組合は理事長の処分を求め団体交渉の申し入れ書を提出しました。
申し入れ書によりますと、認定こども園・若葉幼稚園を運営する学校法人江別キリスト教学園の河野行秀理事長(75)は2021年ごろから女性職員9人を個別に理事長室に呼び出し抱きつくなどの行為を繰り返していたということです。
具体的な理事長のセクハラ行為
職員らは組合を結成し記者会見を開き、セクハラ被害を受けたという4人の女性職員が出席。
「理事長室で握手した手を引っ張られ抱きしめられた。腰までいくこともあった」「階段の踊り場で抱きついてこられそうになった」とセクハラ被害を生々しく証言しました。
園側の対応
園側は職員から被害相談を受けていたにもかかわらず、「(理事長は)励ましたのかもしれない」「のれんのように生きなさい」などと、河野理事長の行為を擁護する姿勢に終始したとしています。
「のれんのように生きる」という表現は、パワハラ、セクハラで会社側がよく使う言葉です。
若葉幼稚園とは
認定こども園「若葉幼稚園」は、1934年9月に江別教会付属幼稚園として開園しました。1982年に学校法人を設立し、2015年から認定こども園となり、2019年4月から幼保連携型認定こども園となりました。
若葉幼稚園では、キリスト教の精神に基づいた心の教育を大切に、「明るく、たくましい、思いやりのある子ども」を育んでいます。園舎内は木のぬくもりを感じられる落ち着いた雰囲気で、北欧の遊具を設置するなどしています。