【ブラック企業】冠婚葬祭の『ベルコ』が「解雇」めぐる訴訟で和解。代理店の2人が復職へ

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ベルコ不当解雇訴訟で和解し社員復職。和解金は4千万円 

 

労働組合の結成を理由に不当解雇されたとして、冠婚葬祭業大手ベルコ(大阪)の札幌市内の支部(代理店)で働いていた男性2人が、同社に雇用契約上の地位確認などを求めた訴訟の控訴審は26日、札幌高裁(大竹優子裁判長)で和解が成立しました。

 

復職や和解金計約4千万円の支払いが条件となっています。

 

請求を棄却した一審札幌地裁判決から一転、労働者保護を重視した解決となりました。

冠婚葬祭会社の代理店に勤務していた元従業員2人が労働組合を結成したことを理由に実質的に解雇されたのは違法だと訴えた裁判で、26日、会社側が和解金を支払うことなどで和解が成立しました。

大阪・池田市に本店がある冠婚葬祭会社「ベルコ」の札幌市内の代理店に勤めていた元従業員2人は、7年前、労働組合を結成したことを理由に契約を更新されず、実質的に解雇されたのは違法だとして、ベルコを相手取って裁判を起こしていました。
1審の裁判では、ベルコとの間に直接の雇用契約がないとして原告の訴えが退けられた一方、2人から救済の申し立てを受けた北海道労働委員会は会社の使用者としての責任を認め、解雇を取り消すよう命令していました。
その後も札幌高等裁判所で2審の審理が続いていましたが、26日、ベルコが2人にあわせておよそ4000万円の和解金を支払い、別の代理店が2人と雇用契約を結ぶことなどで和解が成立しました。
原告の1人の高橋功さん(67)は「この7年間は長くてつらかったが和解にたどり着けてよかった。早く職場に復帰し、仕事を頑張りたい」と話していました。
和解についてベルコは「コメントは差し控える」としています。

NHK北海道から引用

 

ベルコとは

 

ベルコのHPによると

 

株式会社ベルコ
(旧(株)阪神互助センター・旧(株)互助センター)
設立 昭和44年4月3日
本店・本部 大阪府池田市空港1丁目12‐10
本社 兵庫県西宮市津門川町1‐1
代表者 代表取締役 齋藤 斎
事業内容
  • 冠婚葬祭互助会(経済産業大臣許可第5006号)
  • 一般貨物運送事業
  • 一般貸切旅客自動車運送事業
  • 一般乗用旅客自動車運送事業
  • 第2種旅行業
  • その他
業務区域 北海道・秋田・岩手・宮城・茨城・福島・富山・愛知・大阪・兵庫・奈良・和歌山・三重・山口・香川・高知・島根・福岡
関連施設
  • ホテルベルクラシック 3ヵ所
  • 結婚式場 ベルクラシック他 30ヵ所
  • ウェディングチャペル 6ヵ所
  • コスチュームサロン 16ヵ所
  • 多目的ホール 222ヵ所
加入口数 約263万口
関連会社
  • 株式会社 ベルコキシュウ(本社田辺市)
  • 株式会社 マリアージュインベルコ(本社滝川市)
  • 株式会社 ベルコ東山口(本社周南市)

 

日本全国で手広く展開している会社です。

 

ここに組合がないこと自体がブラックです。

 

ネットの声

 

 

当たり前のことが当たり前になることを望みます。立場や意見の相違によって、解雇や配置転換、契約破棄などあってはならない。

 

和解したという事で当人は満足されているのでしょうが、訴訟までに至った会社のために2度とき働きたくは無いですね。私なら。信頼関係を結べる気がしませんから。

 

働いている人を大事にしない会社なんて、お客さんだって大事にしないよ。
いちばん大事なのは社長と取り巻きなんだもの。
ここの互助会なんて信用出来るのか疑問だなぁ。

 

北海道ではテレビでCMもしている有名な会社ですがブラック企業だったんですね。