宇都宮工業高校教諭・古口大輔(38)自作の小型カメラ20台で盗撮。

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あとを絶たない教員の盗撮

 

教員による盗撮事件が後を絶ちません。

先日は栃木県の県立高校で、教諭の男が女子更衣室に盗撮カメラを設置したとして逮捕される痛ましい事件が起きました。

信頼すべき「先生」が安全なはずの学校で生徒を裏切るという事態は、私たちに大きな衝撃を与えています。

5日に学校のトイレを利用した女性がカメラに気づき、学校側から通報を受けた県警がカメラを解析し、容疑者の関与が浮上。

古口大輔容疑者(38)が13日に逮捕されました。

この事件で逮捕された古口大輔容疑者は、自らインターネットで部品を購入し、20台以上もの小型カメラを自作していました。これらのカメラは、女子更衣室の天井にある点検口など、十数か所に巧妙に隠されていたといいます。

 

 

古口容疑者は、インターネットで部品を購入。

カメラは、天井の点検口に目立たないように設置されていました。

その手口は非常に悪質で、警察の取り調べに対し、容疑者は「気づかれずにやるスリルがあった」や「カメラを自作して盗撮する達成感があった」と供述していると報じられています。

 

定期的にSDカードを回収

 

文部科学省も教員による盗撮を防止するため、定期的な校内点検などを求める通知を出していますが、根本的な解決には至っていません。

この種の性犯罪で処分される教職員は年間320人にものぼるとされ、学校が必ずしも安全な場所ではないという厳しい現実を突きつけられています。

教育現場は、教員による性犯罪に対してより一層厳格な対策と倫理観の徹底が求められています。子どもたちが安心して過ごせる環境を取り戻すためにも、社会全体でこの問題に真剣に向き合っていく必要があります。

信頼していたはずの「先生」による裏切りが、またしても明らかになった。栃木県の宇都宮工業高校で、教諭が校内に小型カメラを仕掛け、女子更衣室を盗撮したとして逮捕された。この事件は、全国で後を絶たない教員による性犯罪の深刻さを改めて浮き彫りにした。

年間320人もの教職員が同様の罪で処分される中、もはや学校は無条件に「安全な場所」ではないという厳しい事実を、社会は突きつけられている。