小樽市の谷口鈴音（23）と松下結依（21）動物数十匹を虐待死。

 小樽市で起きた動物虐待事件

先日、北海道小樽市で心を痛める事件が発生しました。

穏やかで人懐っこいとして知られ、アニメ「アルプスの少女ハイジ」でも親しまれたセントバーナードが、飼い主に虐待され、悲しい運命をたどりました。

スイスの雪山で救助犬として活躍していたこの種の犬たちは、その優しさから多くの人々に愛されています。

そのような犬たちが、愛とケアを必要とするその時に、最も信頼していたであろう人間に裏切られたのです。

事件の発端は、小樽市長橋４丁目に住む23歳の谷口鈴音容疑者と21歳の松下結依容疑者が逮捕されたことから始まりました。

2人は動物愛護法違反の疑いで拘束されています。

近隣の住民によると、夜中にも関わらず動物の悲痛な鳴き声が聞こえ、その音に目が覚めることもあったと言います。

警察の調査によれば、2人は去年12月から今年5月までの間、セントバーナードとフレンチブルドッグに十分な水やエサを与えず、衰弱死させた疑いが持たれています。

この事件が露見したのは、5月に新たな住人が2人の以前の住居に下見に来た際、死骸を発見したことからでした。

警察は2人の現在の自宅から犬7匹、ヘビ、ハムスター13匹などを保護しました。一方で、これまでに犬と猫合わせて10匹の死骸も見つかっており、警察は調査を進めています。

事件に心を痛める人々からは、動物愛護の大切さを再認識し、ペットを家族の一員として大切にする声が上がっています。

それぞれの家庭で動物たちに愛情とケアを惜しまないこと、それが私たちにできる最低限の責任であると改めて感じます。