【北海道】ハンマーで殴るも正当防衛成立‼︎被害者との身長差23センチ

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76歳の男が47歳の男性をハンマーで殴る

 

今年3月に北海道札幌市で男性の頭をハンマーで殴ったとされる男性の裁判で、札幌地裁は無罪の判決を言い渡しました。

 

5日、札幌市東区の倉庫で、47歳の男性がハンマーで殴られ、大けがをしました。警察は、知人の76歳の男を殺人未遂の疑いで逮捕しました。
 石狩市に住む今稔容疑者(76)は5日午後6時前、札幌市東区中沼町の倉庫で、知人の萩本信治さん(47)の頭を複数回、鉄製のハンマーで殴り、殺害しようとした疑いがもたれています。警察は、今容疑者の認否を明らかにしていません。男性は頭に大けがをしましたが、命に別状はありません。警察は、今容疑者と男性の間に何らかのトラブルがあったとみて調べています。

3月6日 HTBニュースより引用

 

トラブルというのはどうやら、金銭トラブルのようです。

 

当時の報道では「殺人未遂」となっていました。

 

ハンマーで2回殴るも正当防衛が成立

 

今被告は今年3月5日、札幌市東区の倉庫で、萩本さんの頭部をハンマー(1・2キロ)で2回殴り、全治約2週間のけがを負わせた容疑で起訴されています。

 

弁護側は「正当防衛が成立する」として無罪を主張していました。

 

3日に開かれた判決公判で裁判官は

 

今被告が事件直前、体格に勝る萩本被告から暴行を受け、「今日はもう許さん」と告げられたことなどを踏まえ、「ハンマーで殴る以外に、他に有効な反撃方法はなかった」として正当防衛を認め、無罪判決を言い渡しました。

 

2人の体格差と年齢

 

今回の2人の体格と年齢は

 

萩本さんは身長約180cmで47歳(当時)。

 

対する今被告は、約157cmで76歳(当時)です。

 

身長差が約23cmもありますから、年齢を加味しなくても歯がたたないと思われますが・・・。

 

年齢や体格の差から被告人の力が劣っていたと考える余地が十分にあるとしての「正当防衛」の判決です。

 

逆に言えば、体格差と年齢差があったから怪我だけで済んだとも言えなくもありません。

 

無罪判決を受け、札幌地検は、「判決内容を精査し、上級庁と協議の上、適切に対応したい」とコメントしています。

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