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特別養護老人ホームで入居者を拘束
函館市の特別養護老人ホーム「恵楽園」での不適切な身体拘束問題が社会の注目を集めています。この問題は、施設内で入所者に対する不適切な身体拘束が行われていたことが発覚し、それを内部通報した女性職員が懲戒解雇されたことから火がつきました。
この女性職員は、解雇の無効と損害賠償を求めて訴訟を起こし、公正な対応を求めています。
通報したスタッフを解雇
女性職員は、施設スタッフによる入所者への身体拘束や暴言が行われていることを函館市に匿名で通報した後、不当に懲戒解雇されました。
彼女は解雇の無効化と165万円の損害賠償を求めています。この事件は、職場内での不正行為を通報することの重要性と、その後の扱いについて重要な議論を提起しています
入居者への虐待
恵楽園では、入所者をシーツで縛る、ベッドを柵で囲むなどの身体拘束が行われていたことが明らかにされています。
参照:NHKニュース
このような行為は、入所者の尊厳と安全を著しく損なうものであり、改善が急務です。
元職員は「訴えを通じて、現状が改善され、入居者が安心して生活できるようになることを願っています」と述べており、社会福祉法人の対応が注目されています。
運営法人の理事長は否定
運営法人の菅龍彦理事長は「懲戒解雇は通報したことへの報復ではない。根拠に関しては裁判で提示する」と話しています。
あまりにタイミングがよく、いったいどのような弁明をするのでしょう。
もし、自分が正しいと思うなら、損害賠償訴訟なり刑事告訴をするはずですが。
これは虐待ではない?
恵楽園を運営する「恵山恵愛会」の菅龍彦理事長は次のように語っています。
菅理事長によると、昨年12月時点で入所者6人に対し、ベッドの四方を柵で囲うなどしていたことに対して「転落防止措置だった」としています。
また、入所者2人にも、おむつに手を入れて排泄(はいせつ)物を触るのを防ぐ目的で、胴体をタオルで巻き付けていた。
8人とも80代後半で、家族の同意は得ていなかったということです。
つまり虐待ではないと語っていますが、聞く限り人間として扱っていないようです。