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「あすなろ学園」道の勧告後も入所者に日常的虐待を繰り返す
道は、去年2月、江差町の障害者支援施設「あすなろ学園」に対して、職員が利用者に身体的な虐待を行ったとして、虐待防止の勧告を出しました。
その後、この施設に勤務する職員2人が、入所者の顔などを素手で十数回殴ったり、入所者の首を腕で締め付けた疑いで、去年9月、警察に逮捕される暴行事件があり、道は、去年10月から11月にかけて再び施設を監査。
その結果、2月に勧告を出した際にはわからなかった職員による新たな虐待が判明しました。
道は、「あすなろ学園」で、去年の勧告の後も、日常的に虐待があったほか、監査の際にうその答弁をしていたとして、今月23日から3か月間、新規利用者の受け入れを停止させる行政処分を行いました。
参照:NHKニュース
道南の江差町の障害者支援施設で職員が日常的に利用者に虐待を行っていたとして、道はこの施設に対して新規利用者の受け入れを3か月停止する行政処分を行いました。
行政処分を受けたのは、江差町豊川町の社会福祉法人「あすなろ福祉会」が運営する障害者支援施設「あすなろ学園」です。
道によりますと、「あすなろ学園」では、利用者への虐待が行われているとして去年2月に道が虐待防止を求める勧告を行ったにも関わらず、去年9月に施設の職員2人が逮捕されるまで日常的に利用者に対して虐待を行っていたということです。
また、おととし道が実施した監査で施設の職員は虐待をしていないなどと虚偽の報告をしていたということです。
このため道は障害者総合支援法に基づいて22日、「あすなろ学園」に対して新規の利用者の受け入れを23日から3か月停止する処分を行いました。
道によりますと、新規利用者の受け入れを停止している期間中も現在入所している40人は引き続き施設を利用できるほか、入所の希望があった場合は道が近隣の施設に受け入れ要請を行うということです。
NHKニュースから引用
昨年職員2人が暴行で逮捕
昨年9月に「あすなろ学園」の職員で江差町伏木戸町の茶碗谷覚容疑者(28)と、江差町尾山町の木村大樹容疑者(28)の2人が施設の入居者への虐待で逮捕されています。
参照:NHKニュース
茶碗谷容疑者はおととし8月中旬、入所者の20代の男性の顔や頭を施設内で十数回殴りけがを負わせたほか、木村容疑者はおととし8月中旬から9月上旬にかけて同じ入所者の男性の首を絞めるなどの暴行をしていました。
この時に 職員が逮捕されたことについて施設長は「施設の職員の1人が入所者に暴行した件については把握しており、道に改善報告を行っているが、もう1件の暴行については把握していない。もし事実だとすれば職員の教育に取り組んでいく必要があると考えています」とコメントしていました。
「あすなろ学園」では虐待が日常化
あすなろ学園では道の監査の後も入居者への虐待が行われていました。
その後、昨年9月に職員が逮捕され発覚。
2月の監査の際に「嘘の報告」をしていたことが判明しました。
理事長 樋口英俊
組織ぐるみで虐待を隠蔽されては内部告発でもしないと虐待はおさまりません。
いまは本当に虐待がないのでしょうか。
ネットの声
甘いねぇ。勧告後も繰り返していたうえ、虚偽申告をしていたなら指定取り消し(永久)が妥当だろう。
高齢者施設に見舞いに行ったところ、職員の一人が入居者に対し、明らかに馬鹿にした言葉を言い続けていたが、他の職員は黙っているだけ。あまりの事に抗議しようと思ったが、入居してた者が被害を受けるのではと我慢したが、現役時代は活躍されてただろうなと思われる人もそんな扱いを受けていることにとても悲しい気がした。いずれ自分も施設にお世話になるかもしれないが、そう言う職員を雇わずにいられない人手不足の問題もあるのではと思います。
江差町のパワハラ問題といい、虐待問題といい、処分が甘いような気がするのは、代わりの人がいなく人手不足が関係するのかな。こういう事を繰り返すところに、まともな人が働きたいよりつかなくなるという悪循環が起きそうで、一時的に人手不足になろうと、大きな問題を起こした人は元に戻さないで欲しいです。