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悲劇の発生と捜査の始まり
北海道留萌市で行方不明となっていた17歳の少女が、5月下旬に石狩川で遺体となって発見された。
捜査関係者によると、道警は20歳代の女と10歳代後半の少女が被害者を橋から川に転落させ、殺害した疑いが強まったとして、12日にも殺人容疑で逮捕する方針を固めた。
この事件は、多くの人々に衝撃を与え、地域社会に深い悲しみをもたらした。
事件の詳細とSNSトラブル
捜査関係者によれば、4月中旬に旭川市の神居古潭地区にあるつり橋「神居大橋」から約10メートル下の川に被害者を転落させた疑いがある。
被害者はSNS上で20歳代の女とトラブルになっており、事件当日に女から呼び出されていたという。
SNSでのトラブルが実際の暴力事件に発展するケースは少なくないが、今回の事件はその中でも特に悲惨な結末を迎えた。
監禁と暴行、さらなる容疑
道警は4月下旬、被害者の家族が提出した行方不明届を受理し、捜査を開始した。
その過程で、女ら2人を含む男女4人が被害者を車に閉じ込め、旭川市内を連れ回す途中で暴行を加えていた疑いが浮上し、4人全員を監禁容疑などで逮捕した。
さらに、5月下旬には女ら2人が被害者に対してわいせつな行為をしていたことが判明し、不同意わいせつ容疑で再逮捕された。
彼らの供述に基づいて川の下流で遺体が発見され、DNA型鑑定などで身元が確認された。
今回の事件は、SNSトラブルが深刻な犯罪に繋がる危険性を改めて示しており、地域社会の安全対策が求められている。