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歯周病で脳のゴミが増える
認知症専門医がガムを噛む効果について、東洋経済オンラインで解説しています。
歯周病の発症率が増えていくのは「35歳前後」とのことです。
歯周病が出す毒素「サイトカイン」が血液で運ばれて脳に流れ込むと、脳の中で「アミロイドβ」という「脳のゴミ」が増えます。
これがアルツハイマー型認知症の大きな原因だと言われています。
また、虫歯や歯周病になって歯がなくなると、食べ物を噛んだ時に脳に血流が送られなくなり、ひと噛み3.5mlの血液が脳にいかなくなるそうです。
そこでガムの登場です。
ガムを噛むメリット
噛むという作業で、血液が脳に送り込まれます。
ということは、ガムを噛めば、血液を脳に送り込むことができます。
これにより、脳を刺激するとともに「脳のゴミ」と呼ばれアルツハイマー型認知症の原因となる「アミロイドβ」を押し流すこともできるということです。
他にも
・安定した姿勢を保つ
・がんや生活習慣病の予防や免疫力アップ
・口臭予防
・幸せホルモン「セロトニン」の分泌
などの効果も「噛む」ことにはあるといわれています。
ガムの正しい噛み方
このようにガムを噛む効果は分かっても、実際どのように噛めばいいのでしょう。
ガムの噛み方の目安として
・1日3回、1回につき5分以上は噛む
・1粒ずつ、毎食後に噛む
・就寝前に噛む
・口の中でかむ位置を変えて、左右交互に噛む
ということです。
私も初めて知りました。
ガムの選び方
ガムを選ぶ際は、虫歯予防の観点で次の成分が含まれているものがお勧めということです。
オススメのガム
1・キシリトール
2・リカルデント(CPP-ACP)
3・ポスカム(POs-Ca/リン酸化オリゴ糖カルシウム)
4・L.ロイテリ菌
オススメしないガム
1・糖類を含むもの
甘味料としては、キシリトール、ソルビトール、マルチトールなどがお勧め。
2・酸性物を含むもの
クエン酸や果汁入りなどのもの。
若いうちからガムをかむことで、将来の認知症の予防が期待できるということです。
現在、ガムの売れ行きが激減しているようです。
そういえば、昔はよくガムを噛んでいる人を見かけましたが、最近はガムを噛んでいる人をあまり見ません。
現在、社会問題にもなっている認知症。
出来るだけ、こまめにガムを噛んで「認知症」のリスクから脳を守りましょう。